うどんの歴史と福岡うどんについて

うどんで有名なのは香川県の「讃岐うどん」や秋田県の「稲庭うどん」が挙げられますが、発祥の地は香川や秋田ではなく、福岡が発祥の地となっています。福岡はとんこつラーメンの印象が強く見受けられましたが、実はうどんも地元の方々から愛されています。とっても美味しい福岡のうどんについて知ってみたいという方に向けて、今回は福岡県が発祥のうどんについての歴史と福岡うどんの特徴をご紹介していきたいと思います。

1.うどんの歴史

うどんは実は福岡の博多が発祥の地となっていまして、そばも福岡が発祥となっています。博多祇園山笠発祥の寺として知られている博多駅前にある「承天寺(じょうてんじ)」の境内にはうどん発祥の地と彫られた石碑があるほど福岡ではうどんに伝統があります。
承天寺を開いた僧侶である聖一国師が昔に中国から帰国したときに、製粉の技術を持ち帰ったことがは始まりとされています。当時の福岡では聖一国師以外の僧侶が福岡から仏教修行のために中国へ向かい、教典や他の製粉以外の技術も持って帰ってきていたようです。福岡に製粉技術を持って帰ってくれた聖一国師により、日本でうどんが普及し始め、全国に広まって行きました。うどんだけでなくそばも福岡発信のため毎年の定番となっている年越しそばなどの文化も流布されるようになりました。
福岡がうどんの発祥であり、日本にもその製法や文化をもたらしたということになります。

2.なぜ香川が有名?

そういった歴史を持ち、福岡が発祥の地とされているうどんですが、なぜ香川の方が有名になっているのかと言う疑問を解消していきたいと思います。

2-1.消費量の違い

香川県ではうどんの店舗数でいうと全国で15位と中堅あたりです、うどんの消費量が日本で一番となっています。その背景には香川では讃岐うどんを名物として宣伝する動きがあり、明治以降の讃岐うどん作りは活発になっていき、大阪万博での出店をきっかけに地名度がうなぎ登りに上がってきました。香川自体がうどんを後押ししていった結果として香川でうどんが有名になりました。

2-2.福岡はとんこつラーメンが有名なため

福岡ではそもそもとんこつラーメンが有名になっていたため、同じ麺類のうどんの地名度が薄れてしまったと考えられています。福岡のうどんの人気は徐々に出てきているのですが、やはり、全国的にみて福岡はとんこつラーメンのイメージが強いのが当たり前となっています。うどん発祥の地とされている福岡よりも香川の方が地元の人の取り組みや県の頑張りによって有名になってしまいました。

3.福岡うどんの特徴

次は福岡が発祥であるうどん、本場の福岡うどんについての特徴をご紹介して行きたいと思います。

3-1.コシの弱い麺

福岡のうどんの特徴として挙げられるのが、普通のうどんと比べてコシが弱いところです。福岡うどんはふわふわとしたコシの弱い麺を使い、柔らかな食感がすっきりとした味わいを産みます。九州のうどん粉には醤油に使うものと同様の小麦を使用しており、タンパク質が少なくコシが出ずらいということです。柔らかいコシの弱いうどんは普段のうどんと比べると味が違って美味しいです。

3-2.独自のだしを使っている

福岡のうどんのだしでは、煮干し、サバ節、カツオ節や、アゴ(トビウオ)、昆布などからだしをとり、薄口に醤油を加えてだしを仕上げています。ですので、店舗ごとに味は違えど、独自の味を感じられるため、コシの無いうどんと合わせて非常に美味しく食べることができます。

3-3.具の種類が豊富

福岡うどんではゴボウ天(ゴボウの天ぷら)や丸天と呼ばれるすり身を練り上げたとものなどの特徴的な具を使っており、様々な味を楽しむことができます。また、薬味に柚子胡椒を使ったりする方も現地の福岡県民では見受けられ、自分たちが美味しいと思える具をトッピングしてうどんを食べられます。うどんのお供には白おにぎりや稲荷寿し、などがあり、存分に食卓を楽しむことができます。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。福岡にきた際にはとんこつラーメンではなく福岡名物の福岡うどんを食べてみるのも福岡を満喫するための一つの楽しみ方では無いでしょうか。今回の記事がうどんについての理解を深めるための参考になりましたら、私共も幸いです。うどんについて知ってみて、福岡のうどんを食べてみたいなと少しでも感じた方はよろしければうどん屋「米ちゃん」に足を運んでみてはいかがでしょうか。当店ではこだわり抜いた麺である朝引き麺を使用しており、口に入れた食感はとても柔らかくもちもちした味わいのため、福岡のうどんを存分に楽しむことができます。また、数多くの料理と馴染みやすいチキン南蛮もご用意しておりますので、うどんを食べながらご賞味いただきたいです。福岡に立ち寄った際にはぜひ、気軽に足を運んでください。